花粉症について

アレルギー科

花粉症による、眼の症状(目のかゆみ)、鼻の症状(くしゃみ)について解説致しました。参考にご覧ください。

眼の症状

眼がかゆいと来院される患者さんの中には眼瞼 (がんけん)、いわゆるまぶたに皮膚炎を起こしている方がおられます。細かいことですが、眼球そのものがかゆいのか、まわりの皮膚がかゆいのか、あるいは両方かゆいのか、によって治療法が異なります。眼球そのもののかゆみには点眼液が適応になりますが、まわりの皮膚のかゆみに対しては抗炎症作用のある外用薬が有効と考えます。さらにステロイド含有薬も考慮致します。

尚、普段コンタクトレンズ装着の方はメガネの使用をお勧めします。コンタクトレンズ装着のままではまぶたの内側とレンズとの間に花粉が入り込み機械的な摩擦を引き起こします。花粉アレルギー反応にプラスして機械的な摩擦、これは悪循環となります。

やむを得ず使用される場合は、装着前後の点眼と人工涙液での洗眼が必要です。 (人工涙液は薬局で市販されています。)

鼻の症状

くしゃみや鼻閉感が主体となります。眼の症状同様にアレルギー反応が起こっているところ(鼻粘膜)に直接作用する点鼻薬を使用します。尚、内服薬を併用し症状の軽減を期待することもまれではありません。

眼球結膜、鼻粘膜ともに湿った状態で外気に接しています。花粉を細かい粒子と考え湿ったところに付着させない工夫が大切です。

メガネ、ゴーグル、マスク、帽子の使用はスギを含む植物性花粉や同じ時期に増加するほこりなどのアレルゲン、さらにはディーゼル車から排出される粒子の影響を軽減します。外出の多い方は必須です。

ケナコルトの筋肉注射について

内服薬、外用薬を使用しても症状がとれない。あるいは外仕事で日常生活に支障をきたす、といった患者さんにはステロイドの筋肉注射を致します。

特徴

筋肉の多い部位、腰、臀部に1シーズン1回注射します。内服薬に比べ有効性は高いのですが女性の場合、生理周期に影響がでること、また注射した部位直下の脂肪が溶け皮膚がへこむ事があります。

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